葬祭プランナーをご存じですか?

2020年4月21日

家族葬・お葬式

ご葬儀の手配や式の進行方法などについて考えることは、普段は多くないかもしれません。また不幸は急に訪れるものですから、事前に準備しておくことも難しいです。そうしたときに遺された家族を助けてくれるのが「葬祭プランナー」です。葬祭プランナーとはどんなお仕事なのか、具体的にご紹介します。

目次

葬祭プランナーの役割

葬儀には様々なしきたりがあり、一つ一つを私たちが把握することは非常に難しいものです。また、葬儀の手配だけではなく、公的手続きなどをいくつも行わなくてはいけないため、詳しく知らない人にとってはかなり難しいという問題があります。

葬祭プランナーは葬儀社に在籍している葬儀のプロフェッショナルで、
・ご遺体の搬送、安置の手配
・葬儀のご提案
・お坊さんへの連絡
・葬儀会場のセッティング
・香典返しの準備
などの対応をしてくれます。

亡くなられてから葬儀が終わるまでの一切についてサポートしてくれるのが、葬祭プランナーなのです。また、必要に応じて役所への届け出のサポートなども行ってくれる場合があります。

 

 

「葬祭プランナー」と「葬祭ディレクター」の違い

葬祭プランナーには資格が必要ありませんが、厚生労働省が認可を行っている「葬祭ディレクター」という資格も存在します。葬祭ディレクターの役割は葬祭プランナーと同じですが、実務経験や知識量が必要とされる資格ですので、葬祭ディレクター資格を持ったプランナーに依頼すると、より信頼度が増します。可能であれば、葬祭ディレクターの在籍している葬儀社などへの相談を検討しておきましょう。

 

葬祭プランナーには生前相談しておきたい

自身に合った葬儀プランなどを事前に葬祭プランナーに伝えておくことで、より自分に合った葬儀プランを立てることができるようになります。また、葬祭プランナーと事前に打ち合わせを行っておくことで、実際の葬儀にはどれくらいの費用が掛かるのか事前に把握することができるようになり、万が一のときのための備えがより十分にできるようになるのです。

葬祭プランナーへの生前相談は、葬儀会社のウェブサイトから相談を行ったり、地方自治体が行っている相談セミナーなどに参加するなどの方法で行うことができます。基本的に相談は無料で行えるため、終活の一環として、利用を検討してみるのもいいでしょう。

 

葬祭プランナーと生前に打ち合わせなしでも利用は可能

もちろん、生前の打ち合わせなしでも葬祭プランナーに葬儀の取り仕切りを依頼することは可能です。より短い期間での対応にはなりますが、葬儀に関する一切をお任せすることができます。費用は葬儀社を利用した際にかかる諸経費の中に組み込まれている場合が多く、具体的にいくら、ということは難しく、また各社によって違いがあります。ご縁のある葬儀社がある場合はそこに相談するのがもっとも手早く安心でしょう。

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