最新の葬儀スタイル&お墓事情をご紹介!~樹木葬・海洋散骨・納骨堂

2018年4月4日

お墓・手元供養

時代の変化にあわない従来の供養

戦後の日本は核家族化や少子高齢化や非定住化が進み、バブルが崩壊すると非正規雇用が拡大し、テクノロジーの進化や宗教離れなどから、人々のライフスタイルや死生観も大きく変わりつつあります。
従来の供養は、まずは葬儀をして、故人の魂は仏壇で礼拝し、遺骨はお墓に埋葬するというのが当たり前で、この一連の流れで供養を先導してくれるのが寺院の役割でした。
しかし現代は、10年後にはどこに住んでいるか分からないような時代ですから、お墓を立てない人が増えているのが現状で、いまの時代にあった新しい供養の方法が模索されています。
この記事では、最新のお墓事情をご紹介いたします。

 

樹木葬 石ではなく樹木を墓標にしたお墓

樹木葬とは、石を用いずに樹木や植物を礼拝の対象としたお墓のことです。
樹木葬には「里山型」と「霊園型」があります。
「里山型」は自然の広大な山の中に埋葬する形式。「霊園型」は、霊園の中に設けられたシンボルツリーの周りに埋葬する形式です。
大自然に還るという点では「里山型」が樹木葬のあるべき姿なのかもしれませんが、広大な土地を必要とし、かつその土地は寺院所有でなければならないため、里山型の樹木葬ができるのは岩手県一関市の知勝寺など、全国的に見てもわずかだと言われています。
霊園型の樹木葬であれば、神奈川県でもさまざまな霊園が展開しています。

 

海洋散骨

海洋散骨とは、パウダー状にした遺骨を海に撒く葬法です。日本全国で行われていますが、特に神奈川県沖は海洋散骨のスポットとして人気があります。
「特定の宗教心がない」「お墓を建てたり墓じまいするのがいやだ」「費用を安く抑えたい」と考える人たちに選ばれています。
かながわセレモニーサポートでも海洋散骨を承っており、多くのお客様にお喜びいただいております。
出航場所は横浜か湘南。東京湾や相模湾の推奨スポットにて散骨いたします。
もちろんご希望のポイントがあれば可能な限り対応いたします。
まずはお気軽にご相談下さい。

 

海洋散骨ページへ

 

納骨堂

納骨堂とは、寺院の中に設けられた遺骨を安置できる施設のことです。
仏壇型、ロッカー型、棚型などいくつかの種類の設備に分けることができます。
扉を開けると本尊が安置してあり礼拝できるタイプもあれば、遺骨を収納しておくだけのタイプもあり、仕様によって予算が異なります。
寺院の中なので、どんな天候でもお参りしやすく、また安心感に包まれることもあり、多くの人が寺院に相談しています。

従来のお墓のよいところ

このように、お墓の形もさまざまに多様化しています。
とはいえ、従来のお墓のよいところも見逃せません。
お墓はつながりや絆のシンボルだとよく言われます。
お墓があることで遺されたもの同士、そして亡くなった人とつながりあうことができます。
樹木葬や散骨や納骨堂は、自分たちの供養の負担を減らすための新たな方法です。
跡取りのいない人や単身者のなどの受け皿になる反面、供養できる環境が整っているのにそうした”楽な”供養に走ってしまうのは、つながりや絆の希薄な社会への兆しにもなってしまいます。
自分たちにとって、最良の供養、最良のお墓を、これを機会にじっくり考えてみてはいかがでしょうか?

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