手元供養!大事な人をずっと一緒に

2018年3月20日

お墓・手元供養

大事なひとの遺骨をずっと身近に 手元供養という方法

最近、「手元供養」という言葉をよく耳にしますよね。
お墓を持たない人が増えている中で、手元供養は大きな注目を浴びています。
これまでの供養の方法と言いますとお墓への埋葬が主流でしたが、昨今は供養も多様化しています。
永代供養、樹木葬、散骨…遺骨の大部分はなんらかの形で自然に還すのですが、一部の遺骨を身近に置いておくこと全般を「手元供養」と呼びます。
この記事では、そのような手元供養について詳しくご紹介いたします。

 

手元供養が増えている理由

手元供養が増えている理由はいくつか考えられます。

  1. ずっとそばにいたいという心情から遺骨を埋葬したあとも、大事な人の遺骨を身近に置いておきたいと願う人は、昔も今も多くいます。
  2. 引っ越しが多く、満足にお墓参りに行けない転勤や移住などで同じ場所にずっと住むことの方が珍しい時代です。お墓参りも満足にできない中、手元供養で遺骨をそばに持っていたいという人が増えています。
  3. 長男長女ではないけれど、遺骨をきちんと供養したい従来の考え方では、長男が代々の先祖を供養してきました。墓守ではない次男や三男など、他の兄弟も個人的に手を合わしたいと願う人が、分骨して手元供養をします。

 

手元供養のためには分骨しなければなりません

火葬された遺骨は骨壺に納めて引き渡されます。
この状態のままずっと自宅に安置される方もいますが、一般的に手元供養とは、その一部を手元に遺しておいて、あとの遺骨はお墓などに埋葬します。
分骨する量がわずかであればさておき、ある程度まとまった量を分骨する場合は「分骨証明書」が必要となるので、葬儀社や火葬場に相談しましょう。

 

分骨はいいの? 悪いの?

分骨自体は法的にはなんら問題ありません。
ただ、世間的には「分骨はあまりよくない」という根拠のない噂や迷信があります。
西日本などでは、遺骨をその宗派の本山に納める「本山納骨」の慣習が昔からあり、いまでも行われています。日本総菩提所と呼ばれる真言宗の本山である高野山や、浄土真宗の本山である京都本願寺への納骨は、特に有名です。
この場合は分骨して、一部をお墓に、一部を本山に埋葬します。
また、お釈迦様が亡くなられた時も、その遺骨は分骨され、世界中で「仏舎利」として礼拝されています。日本でも「仏舎利塔」と名のつく施設ではお釈迦様の遺骨が安置されているのです。

手元供養のさまざまなアイテム

手元供養のアイテムは実にさまざまなものがあります。
常に身近にいて故人様と一緒にいられるよう、デザイン性に富んでいるのが特徴です。
また、遺骨そのものを加工してアイテムを作るものと、アイテムそのものに遺骨を納めるものとに二分されるでしょう。

  • 加工型加工型 加工型には、遺骨をうわぐすりとして用いる陶器や、遺骨内の炭素を取り出して人工的に圧縮してつくりあげるダイヤモンドなどがあります。
  • 納骨型納骨型は、ミニ骨壺、石や竹や金属を素材としたオブジェ、ジュエリーのアクセサリなど、これらはすべて内部に遺骨を納めることができる作りになっています。

 

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