関東の海洋散骨スポットベスト3
海洋散骨をご存知ですか?
これまで火葬後の焼骨は、骨壺に入れて自宅に持ち帰り、ゆくゆくはお墓に埋葬していました。
新しい供養の形として、遺骨をパウダー状にして海に撒く方法を海洋散骨と言います。
メディアからの注目もあり、実際に散骨を選ぶ人が増えています。
特に首都圏にお住まいの方にとっては、墓地不足や墓地代の高騰は頭を悩ます種です。
海洋散骨が人気の理由のひとつはお墓を持たなくてもよいからです。
その他にも「大自然に還りたい」と願う人が多い、費用を安く抑えられる、などの理由も挙げられるでしょう。
この記事では、関東地方で人気の散骨スポットをご紹介します。
目次
第3位 九十九里沖
九十九里は都心から距離があるために、人気ナンバーワンというわけではありません。
しかし、目の前には東京湾や相模湾よりもはるかに壮大で広い太平洋が広がります。
海水浴や海釣りなど、九十九里に思い出を残す方も多く、首都圏の人たちの海洋散骨の隠れた人気スポットだと言えるでしょう。
落ち着いた静かな環境で、故人様に想いを馳せながら、遺骨を大海原に還すことができます。
第2位 東京湾
都心に住む人からは一番近く、また最もなじみ深い海が東京湾です。
出航場所は、浅草、お台場、品川、天王洲、越中島などいくつかの埠頭がありますが、ベイブリッジをくぐり、羽田空港沖あたりで散骨する、というのが一般的なルートでしょう。
海上から見返す東京の姿は格別なものがあります。実際に海に出てみると東京湾はこれほど広大なのかと、普段は陸地に住む私たちは驚かされます。
東京湾で散骨されたお客様が、
「海の方角を見ると、いつも故人様を思い出す」
…と仰っていたのが忘れられません。
東京湾に向かって手を合わすたびに、在りし日のお顔が思い出されるでしょう。
第1位 湘南・江ノ島
第1位はなんと言っても、湘南・江ノ島です。
神奈川県の人から選ばれるのは分かりますが、東京や埼玉など首都圏の人たちもわざわざ湘南にまで足を運んで、海洋散骨されるほどです。
理由を伺いますと、「若い時の思い出の場所として真っ先に湘南が上がる」という人が多いようです。
また、湘南独特のブランド力も人気を後押ししているかもしれません。
海を愛した俳優に石原裕次郎がいますが、裕次郎が散骨されたのも湘南の海でした。
ちなみに、これまで知られていなかった海洋散骨への注目が集まったのも、実は裕次郎の散骨によるのです。
天気がいい日は海上から大きな富士山を拝むことができます。太平洋と富士山が陸続きにつながっていることが一目で分かってしまうほどです。
湘南・江の島地域は、故人様も喜ばれ、ご家族も喜ばれるナンバーワンスポットでしょう。