散骨に湘南の海が選ばれる理由とは?

2021年1月28日

海洋散骨

近年、形式にとらわれず、故人の希望を尊重する供養方法として人気を集めている海洋散骨。特に湘南の海は、散骨スポットとして多くの人に選ばれています。なぜ湘南が散骨スポットとして選ばれているのでしょうか?今回は、散骨に湘南の海が選ばれている理由についてお話しします。

 

そもそも散骨とは?

夕暮れの海

散骨とは自然葬のひとつで、火葬した後の遺骨を粉末状にして海や山、空などに撒く葬送方法をいいます。

日本では古くから、人が亡くなると葬儀をしたあとに火葬し、遺骨をお墓に埋葬するというのが一般的とされてきました。しかし近年では、ライフスタイルや宗教観の変化、価値観の多様化により、散骨を選ぶ人が増えています。散骨は「愛していた海や山に抱かれて眠りたい」「自然に還りたい」といった故人の生前の希望を叶えることができる葬送方法です。形式よりも、故人の希望を叶えることのできる散骨が今選ばれています。

また、近年の日本では核家族化や少子化の影響で、従来のような家系を重んじたお墓の管理が難しくなってきました。遠方で頻繫にお墓に赴くことが難しいという遺族にとっても、散骨は海や空を見ればいつでも故人をしのぶことができる供養の選択肢の一つとして注目されています。

 

散骨に海が適しているのはなぜ?

散骨と言っても海や山など、様々な場所が挙げられます。山に散骨する人は海に比べて少ない傾向にあります。それは、散骨をめぐるトラブルやマナーが関係しています。

散骨を行うこと自体は違法ではありません。現在、散骨を制限する法律は存在しておらず、「個人が節度を守って行う」という見解が示されている状態です。

ただ、散骨をめぐる様々なマナーは存在しており、特に私有地等では権利者の許可が必要となっています。また、一部の市区町村では条例で散骨自体を禁止している場合もあり、違反すれば刑罰金が科せられることもあります。

 

・山への散骨について

山への散骨の際は、山の所有者を調べなくてはなりません。山の多くは、国有地、都道府県所有地、私有地などと様々な種類に分かれています。散骨する場合は必ず所有者の許可がなくてはいけません。所有者を調べ、許可を得るというプロセスは難易度が高いといえるでしょう。

 

・海への散骨について

一方海への散骨に関しては養殖場周辺の海域や、海水浴場等などでは行うことができませんが、海岸から離れた沖で行うことができます。海は散骨できる場所とできない場所が比較的明確なため、散骨後のトラブルは起きにくくなっています。そういった理由から海への散骨が人気を集めています。

 

散骨に湘南の海が選ばれる理由

全国にある様々な散骨スポットの中で、特に人気を集めているのが「湘南」です。多くの人が散骨スポットとして湘南を選ぶ理由について探ってみました。

 

・美しい自然に魅力を感じるから

湘南の海は神奈川の海の中でも最も美しい場所として有名です。青く澄んだ海だぇでなく、周囲の自然も魅力のひとつです。美しい森や有名な神社などもあり、穏やかな場所で散骨をすることができます。晴れた日には伊豆大島や富士山を望むことができるのも人気の理由です。

 

・生前の思い出の地だから

湘南エリアの中でも特に人気を集めているのが「江ノ島」です。江ノ島と共に生きてきた方、家族との江ノ島での思い出が深く印象に残っている方など、多くの人が江ノ島という地に想いを馳せています。思い出の詰まった地で眠りたいと考える方に寄り添った葬送が、江ノ島の海への散骨です。

 

・マリンスポーツが盛んな地だから

湘南は日本でも言わずと知れたマリンスポーツの聖地です。昔から海水浴やサーフィン、ヨットなど、海を愛する人たちの間で親しまれてきました。そんな方々にとって、思い出深い湘南の海は散骨の地として人気となっています。

 

まとめ

湘南の海にはたくさんの人の思い出と憧れが詰まっています。そんな素敵な地で眠りたいと希望する人も増えてきています。とはいえ、全体的にみると日本ではまだまだ散骨が浸透していないのも事実です。わからないことや不安なことがある場合は、散骨サービスを行う葬儀社に前もって相談することをおすすめします。かながわセレモニーサポートでは湘南エリアでの海洋散骨サービスに力を入れています。散骨への不安や疑問はもちろん、どんな些細なお悩みでもご相談ください。

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