これだけは知っておきたい!訃報から葬儀参列までの心得

2018年9月18日

家族葬・お葬式

歳を重ねるほどに、近親者や友達、会社の同僚などの訃報に接することが増えてきます。 突然の電話に、驚きや悲しみの一方で、「喪服はどこだっけ?」「香典は?」といった思いが頭をよぎりますよね。遺族は葬式に際して,悲しみの中でも多忙を極めます。そんなときに遺族に迷惑かけられない。そこでいざという時に困らない「弔問エチケットガイド」を何回かに分けてご紹介します。今回は訃報から参列までの流れと知っておきたい心得を紹介します。

訃報の連絡3パターン それぞれで異なる対応

訃報の連絡には、大きく分けて3つのパターンがあります。

1つ目は「亡くなった」という緊急の知らせ。家族や親族など、とにかく一報を伝えなければならないひとたちに、直接連絡するもの。亡くなったばかりなので、葬儀日程はまだ決まっていない状態です。こうした緊急の知らせが入った場合、故人との関係が非常に深いはずなので、とにかく早急にご遺体が安置されている場所に駆けつけるのが基本です。到着後は故人に手を合わせお線香を手向け、そして遺族に何か手伝えることはないかを申し出ましょう。

2つ目は葬儀の日程が決まった後に、ごく限られた人のみに連絡する場合です。家族葬の場合に多く、親族以外に故人とごく親しい友人・知人にも伝えることがあります。訃報を受けた側も、よほどのことがない限り、通夜・葬儀に駆けつけることになります。

3つ目は友人・知人・職場関係など関係各所すべてに伝えるパターンです。昔ながらの一般葬を行う場合がこれにあたり、参列するかしないかは個々の判断に委ねられます。

対応が最も難しい「友達から聞いた家族葬」

判断に迷うのが2つ目のパターン。遺族からではなく友人を介して知らせを受けた場合です。 もし遺族が家族葬を考えているのならば、限られた友人のみ特別に来てほしいと声をかけた可能性が高いからです。そのような場合には「家族葬かどうか」「関りが深かった人のみ知らせているのではないか」など、連絡してくれた方にもう一度確認してみることをお勧めします。 友人が喪主側に確認をとり、『故人の意思での家族葬。一般の弔問は辞退』と言う事であれば、弔問を控えるのが基本的なマナーです。 故人を悼む気持ちは誰も変わらない。馳せ参じたいという想いをぐっと抑えて、故人のいる方向に向かって手を合わせることも、ひとつの供養だととらえましょう。

通夜と葬儀、どちらに行くべきか?

参列すると決めたものの、通夜と葬儀・告別式の両方に行く余裕がないこともあります。どうしたらいいのでしょうか?大前提として、通夜と葬儀・告別式の両方にいくのがベストですが、両方が難しいという場合には、儀式を重んじる葬儀・告別式に参加するのが一般的な考えです。 しかし、仕事など日中の都合がつかない場合には通夜でもよく、実際にそういうケースが多いのが現状です。親族の場合は両方に参列し、次いで選ぶなら葬儀・告別式、どうしても都合がつかない場合には通夜という順序を頭に入れときましょう。

次回は、焼香・玉串・献花の作法について紹介します

通夜・葬儀・告別式のなかで参列者がとくに注意を要する焼香の作法。不慣れな葬儀の場にあって、ご遺族が見つめるなか失敗してはならないと、緊張もします。次回は宗旨・宗派別の基本作法を紹介します。

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