LINEを使ったコミュニケーションが大変助かりました。

辻 様

Q:故人(お父様)はどんな方でしたか?

タクシーの運転手をしておりました。名前も道雄(みちお)といい、何か運命を感じますね。

一人で絵を描いたり、ハンコを彫ったりするのが好きでした。私が幼い頃「山はこういう風に描くんだよ。」と絵の手ほどきをしてくれたことを覚えています。

亡くなる数週間前に父が「妻をよろしくお願いします。」と言って頭を下げていたと看護師さんからお話を伺いました。近年ではこういった娘の知らない父のエピソードをスタッフの方から聞くことができ、たくさんの人に支えられていると実感しております。

 

Q:ぐるんとびーさんとのきっかけを教えてください

最初母がぐるんとびーさんに入っていましたので、父も母に会いに通いながらお世話になっておりました。かながわセレモニーサポートさんに事前相談をしようとしていたところ、父が急変してしまい急遽葬儀をお願いすることになりました。

 

Q:どんなご葬儀でしたか?

当日はぐるんとびーのスタッフの方全員で葬儀にご参列、お焼香してくださいました。各々一言ずつ書いた紙で折り鶴を作って棺に入れてくださったこと、本当に感動しました。

何よりも葬儀の場に母が居られたことが一番の喜びでした。というのは、普通だったら母は葬儀に参列できる状態ではなかったからです。施設の外へ連れ出すこともままならなかったですし、ぐるんとびーさんで葬儀をさせていただけたことで、ずっと誰かが母の傍らについていてくださったので私も安心して葬儀での挨拶ができました。

本当に温かいお式だったので満足しています。親族も少なくコロナ渦で親戚もあまり呼べない中、私の友人やぐるんとびーに関わるたくさんの方に参列していただいて、父が最後にあんなたくさんの女性に囲まれて見送られたのは正に奇跡だな~、恵まれた旅立ちだな~、父は本当に幸せ者だな~と感じました。

葬儀の時に私の知らない父の姿や母とのエピソード、思い出をたくさんの方からお聞きすることができました。これもぐるんとびーさんでお見送りができたお陰です。本当にありがとうございました。

 

Q:ああいう施設で葬儀を行うことに抵抗はありませんでしたか?

最初にぐるんとびーさんで葬儀を行うというお話を聞いた時は「そんな形もあるんだ。」「こういった施設(いわゆる一般的な葬儀場ではない所)でもできるんだ。」と少し驚きましたが、施設での葬儀の写真を拝見して「こういう形もあるんだな~。」と思い、ぐるんとびーさんでの葬儀にしました。

たくさんお花も出していただけたし、凄く豪華な想像していた以上の祭壇でした。

訃報や生花の送り先がぐるんとびーさんになっており、周りの方々が「これなあに?」と戸惑われたので「実はね…。」と説明しなければなりませんでした。「斎場じゃないんだ~。」という反応は確かにありました。

 

Q:葬儀を振り返ってどう思われますか?

葬儀の後の手続きが大変だと思いました。何もかも一人でやらなくてはならないので。

アドバイスいただけて助かりました。

また、連絡に関して電話を使わずLINEを利用してやり取りができたことは本当に助かりました。葬儀当日の朝に急遽飾りたい写真をLINEで送ったら、式までにちゃんと額縁に入れて用意してくださいました。祭壇のイメージから見積もりや請求書まで、普通だったらこんなことまで対応していただけないだろうなと思うことまで。親身に寄り添ってくださり、レスポンスが良くて全くのストレスフリーでした。電話やメールでは中々思うように連絡ができなかったり伝わらなかったりしますよね。私の場合はLINEで対応いただけて本当に良かったです。

人からは「葬儀って凄く大変だよ。」と聞いていましたが、私がやらなくてはならないことだけを的確に指示してくださったので、「え~⁉ホントにこれで良いの?」と逆に思うほどスムーズに進めることができました。

 

Q:今回のご葬儀を担当して

この度はぐるんとびー様のご紹介により当かながわセレモニーサポートをお選びいただきありがとうございました。事前相談をさせていただこうとしていた矢先、お父様が目を閉じられたというご連絡をいただき、急遽ご葬儀に携わることになりました。

辻様のご希望とぐるんとびー様のご了承を得て、日蓮宗のお寺さんを紹介させていただきましたが、お勤めの前にお経の意味をわかりやすく解説いただきましたし、ぐるんとびーのスタッフの皆様含め、ご遺族一人一人がそれぞれの思い出を振り返ることができた時間をご提供できたかなと思います。

こういうコロナ渦での情勢もありながら、やはり葬儀をしないではなくて、しっかり距離を保ちつつでもお見送りをするというのはとても大切な時間なのかなと、こういった施設で働くスタッフの方々もそういう時間を共有することで次に繋げることができるのかなと思いました。

斎場で行う葬儀が決して良いとは限らないですし、ぐるんとびー様のような施設で少しの時間でも過ごされたという方にはその同じ場所でお見送りができるというのは一つの新しい形だと思いますので、今回の事例をご紹介させていただきました。

これからも初心を忘れずしっかりと、お客様のどんなことが不安なのかというところを見出だしてサポートして行けたらと思います。それが葬儀面でないところもあるでしょうし、後悔なく、何よりもご満足していただけることを励みに頑張ります。辻様には今後共お気軽にご相談いただければと思います。

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