横浜市で火葬場併設の斎場はいくつある?料金やアクセスは?

2021年1月14日

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故人をお見送りするためには火葬場と斎場が必要です。火葬場はご遺体を火葬するための施設、斎場は葬儀を行うための場所を指し、それぞれ役割が異なります。一般的に火葬場と斎場は別々の場所にあることが多いですが、最近では併設されている斎場も増えてきました。斎場と火葬場が併設されていることで、移動時間や手間が省けるというメリットがあり、斎場選びの際の重要なポイントとなります。

今回は横浜市にある火葬場が併設されている斎場をご紹介します。横浜市で斎場をお探しの方は必見です!

 

 

火葬場と斎場の違いは?

 

骨壺を持つ男性

 

火葬場は遺体を火葬する場所で、斎場は通夜や告別式、法事を行う場所です。

斎場は葬儀場やセレモニーホール、お寺や教会など、葬儀を行うためのあらゆる場所を指します。民間企業が運営する斎場から、地方自治体が運営する公営の斎場まで、あらゆる形態の斎場が存在します。

一方火葬場はほとんどが公営で、市町村ごとに1~数か所設けられています。民営の火葬場もありますが、全国的にみるとかなりめずらしく、ほぼ都心にしかみられません。

一般的に斎場と火葬場は別々の場所にわかれています。これまでは斎場で葬儀を執り行った後に、遺体を乗せた車で火葬場に移動し、火葬するというのが一般的でした。ですが現在では、火葬場を併設した斎場(特に公営斎場)が増えてきています。一箇所で葬儀と火葬が行えるため、移動の費用や手間がかからず、遺族の負担を軽減することができるようになりました。

 

火葬場での流れ

1.最後のお別れ

葬儀・告別式が終わると、祭壇から棺をおろして故人と最後のお別れをします。生花や故人の生前の思い出の品等をご遺体の周りに添えます。棺の四隅に釘を打ち込む「釘打ちの儀」が行われます。

 

2.出棺・火葬場への搬送

棺を寝台車に運び、出棺します。火葬場が離れた場所にある場合は車で運びます。

 

3.火葬

火葬場へ着くと「納めの式」を行います。故人と遺族の最後の別れになります。納めの式の後、棺を火葬炉に入れて火葬します。火葬を行っている間、遺族は控室で待機します。

 

4.骨上げ

火葬が終わると「骨上げ」を行います。骨上げとはご遺骨を骨壺に収めることをいいます。納骨が終われば火葬は終了です。

 

火葬にかかる時間は?

一般的には火葬は1時間程度を要します。火葬後の納骨を含めると2時間程度かかります。火葬中、遺族は火葬場にある控室で過ごすのが一般的です。火葬をしている間に遺族と参列者らで食事をとるという場合もあるでしょう。

 

火葬にかかる費用は?

先程お伝えしたように、火葬場には公営と民営のものがあります。公営か民営化によって、または地域によって火葬場の使用料は異なります。

 

公営の火葬場の使用料は、市町村民であれば無料~30,000円が相場です。

市町村民以外は50,000円~100,000円がかかります。

民営の火葬場の使用料は、30,000円~60,000円が相場です。

 

横浜市を例に挙げると、

横浜市営火葬場の使用料は横浜市民であれば12,000円。横浜市民以外は50,000円かかります。

 

また、横浜市唯一の民営火葬場の使用料は56,000円となっています。横浜市で民営火葬場を利用する際は申請によって、火葬料の一部を補助してもらうことができ、そちらを含めると使用料は40,000円となります。

 

火葬にかかる費用は、火葬場の使用料だけでなく休憩室の利用料等もかかる場合があるので注意が必要です。

 

横浜市で火葬場が併設されている5つの斎場

横浜市には火葬場が併設された斎場が全部で5つあります。そのうち4つが市営斎場で、1つが民営斎場です。それぞれ見ていきましょう。

1.横浜市北部斎場

2.横浜市南部斎場

3.久保山斎場(火葬場のみ)

4.戸塚斎場

5.西寺尾斎場

 

1.横浜市北部斎場

横浜市にある火葬場を併設した斎場の中でもっとも規模が大きく、評価も高いのが「北部斎場」です。駐車場も広く設備も整っており、人気を高めています。16炉の火葬炉があり、休憩室も大小あわせて16室あります。

所在地:緑区長津田町5125番地1

電話番号:045-921-5700

アクセス:長津田駅よりタクシーで10分

 

2.横浜市南部斎場

北部斎場に次いで規模の大きな市営斎場です。自然に囲まれた静かな場所で最後のお別れの時間を過ごすことができます。火葬炉は10炉あり、40人収容可能の休憩室が7室あります。

所在地:金沢区みず木町1番地

電話番号:045-785-9411

アクセス:金沢文庫駅よりタクシーで15分

 

3.久保山斎場(火葬場のみ)

久保山斎場は火葬炉のみで葬祭ホールがありません。葬儀をするには別の施設で行う必要があります。12炉と北部斎場に次いで多くの火葬炉を有しています。休憩室も12室あり、待ち時間も安心して過ごすことができます。

所在地:西区元久保町3番1号

電話番号:045-231-3060

アクセス:黄金町駅からバス6分

 

4.戸塚斎場

戸塚斎場は規模はそこまで大きくありませんが、横浜市内の火葬場のなかで唯一ペット葬を扱っています。ペット火葬を利用できるのは横浜市民の方に限定されているので注意が必要です。

所在地:戸塚区鳥が丘10番地の5

電話番号:045-864-7001

アクセス:市営地下鉄踊場駅から徒歩15分

 

5.西寺尾会堂

西寺尾会堂は火葬場を併設した民間の斎場です。火葬場の使用料は56,000円ですが、申請することで横浜市から16,000円の補助金を受けることができ、実質40,000円で使用することができます。また、火葬場の待合室は1室19,800円で使用することができます。

所在地:神奈川区松見町2丁目418

電話番号:045-421-0850

アクセス:東急東横線「妙蓮寺駅」より徒歩約8分

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

火葬場を併設した斎場は、移動の時間を省くことができ負担を軽減できることから、高い人気を集めていることがわかりました。横浜市には火葬場を併設した斎場が5つありますが、市営か民営かで使用料は異なります。アクセスのしやすさやなども加味して適切な斎場を選びましょう。横浜市で葬儀をお考えの方は、是非、火葬場併設斎場の利用を検討してみてください。

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